沢山の理論より、現場での、たった一つの「できた!」。
はじめまして。エンプロウェル代表の中司 大介です。
もしあなたがいつも、目の前のトラブルを解決できず、頭を抱えているなら。
あるいは、「こんなことできないか?」という現場やお客様の漠然とした要望を、確かな技術で形にしたいと思っているなら。
その気持ち、痛いほどわかります。
私も日々現場で、同じように考え、悩み、そして解決策を見つけ出しているからです。
このページでは、小手先の知識ではない、本物のプロへと続く道筋と、同じ志を持つ人たちの物語をお伝えします。
あなたの明日からの「できた!」に繋がるヒントが、ここに必ずあります。

講師:中司大介
深夜の工場で、私は手も足も出なかった。
上司が電気図面を見て、わずか15分で直したその故障に。
大学では電気・機械と無縁の材料学を専攻していた私が、この世界に飛び込んだのは就職がきっかけでした。
最初に就職したのは、半導体の製造会社。
当時はITバブルの真っ只中。じっくり誰かに仕事を教えてもらう環境ではなく、ただ目の前の仕事をこなすだけで精一杯の日々。
そんな中で、先輩たちが口にしていた「シーケンス制御」という言葉。
「あれは覚えておくと便利だよ」と言いながらも、通信教育で挫折した、と話す先輩。
(シーケンス制御って、一体なんだ…?)
キーワードだけを頼りに本屋へ走り、適当な本を買って読んでみても、何をするためのものなのか、その目的すら理解できませんでした。
その言葉の意味を、私が痛感することになるのは、ある日の深夜でした。
生産ラインが止まり、「装置の電源がすぐ落ちる」という一本の電話。
現場に駆けつけたものの、私の知識や勘でどうにかなるレベルではないことだけは、すぐにわかりました。
途方に暮れて、ほとんど現場に来ない上司に電話すると、珍しく駆けつけてくれたのです。
そして、電気図面をめくるなり、ものの15分ほどで調査し、あっさりと装置を復旧させてしまいました。
呆然とする私。
今思えば、あれこそが「シーケンス制御」の力でした。
上司への少しの尊敬と、自分との圧倒的な技量の差を痛感。
「いつか自分も、勘ではなく、図面を見て問題を解決できる側になりたい」
その想いが、私の本当のスタート地点だったのかもしれません。
現場で感じた圧倒的な技量と知識不足。
この課題を克服し、体系的に学ぶため、メーカーの設計部門へ進んだ。
初の会社では、現場で対応するたびに、自身の技量と知識の不足を痛感するばかりでした。
そして、しっかりと技術を習得できる環境でもありません。
「このままではいけない。ただ作業を覚えて勘に頼って調査するのではなく、体系的な理解が必要だ」
そう決意し、私は電子部品メーカーの開発部門へ転職します。
そこで電気回路に直接携わり、電気回路に関する様々な知識と経験、理解のコツなどを得ました。
この期間に得たものが、結果として、のちに中司電機工業の仕事、とりわけ、シーケンス制御と再び向き合う上で、力となりました。
シーケンス制御との再会で、すべてが繋がった。苦しんだ経験そのものが、仕事になる。
地元に戻り、父が営む中司電機工業へ。
業務の中には、電気制御している機械の故障修理もあります
そこで私は、再び「シーケンス制御」と向き合うことになりました。
すると、今度は、シーケンス制御が何か分かるし、電気図面も読める自分がいました。
数々の機械を修理していく中で、その便利さと重要性も 腹におちて理解できました。
そして、思いつきました。
勘だけで調査していた、深夜の工場で立ち尽くした、あの日の自分。
シーケンス制御が何なのかすら分からなかった、過去の自分。
あの時の苦しい経験そのものが、新しい仕事になる。
そして、それはきっと、同じように困っている誰かの「答え」にもなるはずだ、と。
この想いが、教材作成の始まりでした。
私が歩んできた、二つの道
「教育者」として、そして「実践者」としての、歩みをご覧ください
延べ0人以上。この実績こそが財産です。
私の活動は、気づけば、本当に多くの方々との出会いに繋がりました。教材や講座を通じて学んでくださった方は、延べ5,060人以上。正直にお話しすると、何もないところから始めた私たちにとって、この**「語れる実績」**があること。それ自体が、何物にも代えがたい財産なのです。もちろん、これは単なる数字ではありません。「ずっと分からなかったことが、やっと理解できた」「現場で試したら、うまくいきました」有料・無料を問わず、私たちのもとに届くこうした声の一つひとつが、私たちの活動の正しさを証明してくれています。

普通科卒で“ちんぷんかんぷん”だった私が、自力で制御盤の設計・製作までできるように!
― 神奈川県・大崎様(設備保全)
人事異動で、突然、設備保全の部署へ。たいした知識も技能もない普通科卒の私にとって、専門用語が飛び交う職場は、ただ戸惑うばかりの日々でした。「せめて、言葉の意味だけでも分かりたい…」そんな想いで探し当てたのが、この教材です。動画とテキストで、好きな時に、何度でも繰り返し学べる。 それが決め手でした。学習を始めてから、自分でも驚くほどの変化がありました。今では、職場の課題を解決するため、自力で回路を設計し、制御盤を作り、設置するところまでできるようになったのです。先日も、ロールの下げ忘れによる製品不良を防ぐため、パトライトを点灯させる回路を組んだり、見づらかった温度表示を大型化する改善を行ったりしました。以前では考えられなかったことです。中司様には、感謝しかありません。

趣味のつもりが、まさかの救世主に。異動先で、学んだ知識がそのまま武器になりました
― 香港駐在・間野目様(建機整備)
香港駐在時、自身のスキルアップのため、まるで趣味の延長のような気持ちで、このPLC教材を手に取りました。教材は驚くほど分かりやすく、夢中で取り組んでいた矢先、コロナ禍でフィリピンへの異動が延期に。急遽、日本へ帰国することになりました。そして、なんと国内の配属先は、これまで全く経験のない、PLCで制御された特殊機械を扱う部署だったのです。初めて扱う機械ばかり。普通なら、途方に暮れていたでしょう。しかし、私にはこの教材で「予習」した知識がありました。おかげで、難なく新しい仕事に取り組むことができたのです。ある日、プラントが突然故障した時も、冷静に対応できました。PLCの不良箇所を見つけ、プログラムを書き換えて応急処置。以前の私なら、ただ立ち尽くすことしかできなかったはずです。「勉強していて、本当に助かった!」心の底から、そう実感した瞬間でした。
購入者様から届いた、実際の学習風景。



これらは、実際に教材を購入された方から、感謝のメッセージと共に送られてきたお写真です。PCの画面と睨めっこしながらラダー図を作成する姿、実習キットで配線を試行錯誤する手元、マーカーで線が引かれたテキスト。その一枚一枚が、真剣な学びの証であり、当方が提供する「リアルな学習体験」そのものです。
そして、私たちは今日も、あなたと同じ現場に立っている。
私は、教材を作るだけの評論家ではありません。中司電機工業として、今も日々、様々な生産工場、商業施設の故障修理やメンテナンス・電気工事に駆けつけています。だからこそ、当方の教材は、机上の空論で終わらない。現場で本当に役立つ知識、明日からすぐに使える技術だけを、厳選してお届けできるのです。本物の「現場力」が、ここにあります。





最後に、伝えたいこと
ここまで、私の物語にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
このページで伝えたかった想いは、ただ一つです。
沢山の理論より、現場での、たった一つの「できた!」。
その小さな成功体験の積み重ねが、あなたを本物に変える、という事実。
その「最初の一歩」を、そして「次の一歩」を踏み出すための地図となる教材を、一つひとつ、心を込めて作ってきました。
あなたの挑戦を、心から応援しています。
エンプロウェル代表 中司 大介
私たちの「答え」のすべてが、ここにあります。
シーケンス制御、インバータ、モーター、電気工事…。現場で求められるあらゆる技術を、体系的かつ実践的に学べる教材を取り揃えています。あなたの「わからない」を「わかった!」に、「できない」を「できた!」に変えるための最適な「答え」が、必ず見つかるはずです。